NELL フルアルバムへの布石となるミニアルバムリリース
NELLがミニアルバム『X : 3 / ?』をリリース、2023年以来とかなり時間が空いてますが、NELLらしいラウンドを発表してくれました。
Melon site https://www.melon.com/artist/timeline.htm?artistId=101094
5年ぶりのフルアルバムへの布石
2026年5月に発売予定となっている「正規10集(10枚目のフルアルバム)」に先駆けて公開されたEP(ミニアルバム)です。フルアルバムとしては2021年の9集『Moments in between』以来、約5年ぶりとなるための重要な架け橋となる作品です。
2023年に発表されたEP『Dystopian’s Utopia』がロックとサイバーパンクが交差するようなアプローチだったのに対し、今回はNELL本来の深い感情線と音楽的ルーツを受け継ぐサウンドに戻っていると評価されています。
収録曲の解説
Deep Inside(タイトル曲):
守りきれなかった対象への申し訳なさ、恨み、後悔の感情を繊細に描いた曲です。ピアノから始まり、ギター、ベース、ストリングス、シークエンスサウンドが層のように重なっていく構成。「君の思いを布団にして眠りにつくけれど」「僕の心の深い場所にはいつも君という雨が降っていて」というNELL特有の詩的な歌詞が注目されています。
Farewell Song:
オルタナティブ・ポストロックを基盤とした楽曲。大切なものが壊れていく過程を受け入れる瞬間を描写しており、夢幻的なシンセサイザーとディレイ(音が反響するエフェクト)を効かせた美しい高音ボーカルが特徴です。
I Will Always Be:
シューゲイザー風のアウトロ(後奏)が印象的な曲。消えない感情と存在の持続性を夢幻的なサウンドで表現。トレモロ奏法によるギターの反復や、幾重にもレイヤリングされたギターサウンドが深い余韻を残します。
制作秘話とキム・ジョンワンのコメント
・タイでの隔離された制作:
楽曲作業は2025年にタイで行われました。所属事務所によると「自然に囲まれた異国的な空間が与える孤独と安定感が、収録曲の情緒を形成する重要な背景になった」とのことです。
ボーカル キム・ジョンワンのコメント:
「他国(異郷)で感じる孤独は、ぼやけるよりもむしろ鮮明で綺麗な感情として残る。今回のEPは、そんな感情と最もよく似合う音楽だ」と本作に込めた思いを語っています。
世界最高峰のスタジオでのマスタリング:
マスタリング作業はイギリス・ロンドンにある世界的な名門「メトロポリス・スタジオ」で行われ、サウンドの完成度を高めています。
ミュージックビデオの注目ポイント
台湾でのオールロケ:
タイトル曲「Deep Inside」のMVは台湾で全編撮影されました。異国情緒あふれる映像美が、楽曲の持つ温かくも孤独な感情を視覚的に引き立てています。(MVはユン・ダンビ監督が手掛け、俳優のムン・リーらがキャストとして参加しています)。
